2.8/16

目で見た通りに撮れないのが広角レンズ。煙草の箱がそびえたつビルみたいだw

遠くの風景などをバックに撮ろうとしたとき、なんだこれ・・・と気がつくが、もう少し知っていたほうが良い事もある。

広く小さく写るなら寄ればよい!が通じるのは、135フィルム(35mm)換算なら50mmレンズあたりまで、それ以下の広角レンズだと大きく写るが肉眼とは別物となる。
被写界深度、ピント幅の違いは抜きとして、遠近感の誇張が原因だ。

思いつきで、散らかりまくった机を撮ってみた。
条件悪く、比較するためにすごーく拡大してるので写りは許してください・・

上の写真は、85mmレンズで撮った。下は24mmレンズで寄らずに同じ場所から撮った。
*三脚で固定し、レンズ交換だけした。
85mmで撮ったものは、拡大せずそのままの画格。
24mmのほうは、パソモニター下のセブンスターの箱を85mmで撮ったものと同じ大きさになるように、フォトショのレイヤーで重ね透かしながら引き延ばした。
*実際は、同じ距離からの撮影で、24mmのほうは部屋の半分天井近くまで写っている。
周りの物の大きさが違うので、錯覚してみえるがセブンスターの箱の大きさはほぼ同じである。
部屋の引けの関係で、斜めから写しているので解りつらいサンプルとなってしまったが、セブンスターからモニターまでの一番近いところの距離は約3センチ前後。
そんなもんでも、パソモニターが一回り小さくなっているのが解ると思う。
この距離をもっと引き離すか寄って撮れば、非常に解りやすい極端な例ができるのに、これで何が言いたいか?
セブンスターの箱が人物の鼻先だとしたら、ぱそモニターは、頬骨あたりとなる。
撮影する角度とライティングで見え方も変わるが、顔の凹凸が誇張され、肉眼で見たのと別の人相になってしまう。
魚眼レンズ(超広角)で撮った、犬のデカ鼻写真が極端な例。マズルの長いダックスなどはすごーく面白く写る。
写真写りが良い人悪い人がいるのは、これが原因。人物撮りには向いていないレンズである。
*コンパクトカメラには広角レンズが付いているものが多い。
*レンズ交換できるカメラだと綺麗(人)に撮れるね!なぜ?の一つの理由でもある。
*ポートレートやスタジオでの人物撮りなどでは、135フィルム(35mm)カメラなら85mmが良く使われる。もっと大きなフィルムを使う大型カメラの場合、さらに長玉(望遠)を使う。なのでスタジオの奥行き(広さ)が必要となる。
*建築写真やお店、施設などの広告宣伝用に使うと、利用したお客様から苦情がきますw

それ以外も、みた通りには写らないので、いろいろ空想イメージを膨らませながら被写体を探して撮るとオモシロイレンズです。
「広角レンズは難しいぞ!」昔聞いた言葉をこれ書いてて思い出した。

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