レンズの話 その2

※上の画像はニコン公式サイトからのリンクです。

レンズを買った時、けっこう悩んだ。ついでだから他にも数本買っちまうか!?
ズームのが便利だよなぁ・・・・望遠もほしい!
人物撮りに85mmあたりの明るいのを・・
広角もほしいよねぇ、魚眼おもしろそうだ。などなど

でも、50ミリ一本にした。


レンズに拘るプロやアマチュアはこう言う。
『やっぱ単焦点に勝るものはないねぇ、所詮ズーム』
たしかに、ズームレンズが出たころ(ずいぶん昔)は、お話にならなかった?
性能は向上しいまでは、プロもズームを使っている。
ズームは便利だ!

デジタル時代からカメラに触れる人は多いと思うが、フィルム時代の歴史は長く
レンズの差、『味』はこのころの話

レンズで集めた光を、フィルムに直接当て焼き付けるので、レンズは写真の仕上がりに大きく影響した。キャノンとニコンでは、硬さが違うとか好みが分かれ、ツァイスが使えるコンタックスを好むプロがいたり、ライカのエルマー、ズミクロンなどなど・・
『新品のレンズはだめだ!カビが生えてるぐらいが良い』
などという人もいた。

当時のレンズメーカーの職人たちは、手作りで気合いを入れてレンズを作っていた。
手作りなので、全く同じものが2本と存在しないともいわれた。
最高の光を作るため、ガラスにいまでは使えない有害物質や放射能をおびたような物質を練りこんだりもしていたらしい。
いまでも、マニアには戦前のレンズなどが高値で取引されている。

で、なにが言いたいのか?

デジタルカメラは、光(被写体)をCCDに読み込み処理し画像を作る。
レンズで作られた光をフィルムに焼き付けるわけではない・・
これに、レンズの『味』は関係するのだろうか?
俺はしないと思うw
ライカM9はフルサイズで、歴史あるレンズ達を装着できるらしいが、それらの『味』はイメージングデバイスの邪魔にならないのだろうか・・すべてのレンズの持ち味を事前にカメラ内部にプログラム済みでそれを再現!?それは不可能・・・・

デジタルカメラに必要なレンズは、CCDでの取り込み処理の邪魔にならないクリアーなもの、レンズで絵を作るのではないからだ。

ガラスの板?これレンズ?と思う、携帯電話についているCCDむき出しのカメラでもきちんと写せば非常によく写る。GRなんかもレンズに依存しているとは思えない。

広角、望遠はその名の通り画角を決定するだけの役割をし、その際CCDの邪魔をしないようなものが高性能レンズであり、付加機能としてより高速なオートフォースやぶれ防止などのハイテク機能を有効にする内蔵CPUの性能。
これらが可能な今のズームレンズであれば、単焦点を選ぶ必要はない。
単焦点の強みは、レンズを重ねないで済むためF値の明るいものがあるが、いまのデジカメの感度(ISO)からすると、十分なシャッタースピードを稼げるので、被写界深度を極端に狭くした『ボケ』写真を撮る用途以外にメリットが思い浮かばない。

じゃあなぜ、50㎜の単焦点かったの?すげー矛盾している・・

理由は、最近カメラへの興味が高まり、すこし腕を磨きたいのと
ついでに、いまのデジカメの性能を知る上で標準レンズで数試したい。
自分が動けば、ズームになるw

でも一本だけほしいのがある。
ロシア製の魚眼レンズ。
昔じいさんが言ってた・・『ロシアのレンズはなかなか良いんだ。』理由は忘れたw

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